卓球世界ランキングポイントの計算方法!新システムでの有効期間は?

  • 2019年11月6日
  • 2019年11月7日
  • 卓球

卓球の世界ランキングの方法が2018年1月に変更されています。

ITTF(国際卓球連盟)によって決定されたルールに
基づいてランキングポイント(Rポイント)が計算
されるようになっており、世界レベルでのランキングが
ポイントで順位付けされるようになっています。

もちろん、国際大会などが開催されると、ランキング
ポイントが加算されたりするため、世界順位の変動が起こります。

テレビなどでも時々、取り上げられ伊藤美誠選手や
石川佳純選手などの世界順位のポイントなどが発表されます。

卓球の世界ランキングが大会のポイントで決定される
ということは、何となく分かるんですが・・

ポイントの決定方法や計算方法については、
今ひとつ分かりにくいように思います。

  • 卓球のランキングポイント計算方法
  • 新システムでのRポイントの有効期限
  • ランキングポイントの地域加算の変更
  • シード選手のランキングポイントについて

について書いています!

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卓球のランキングポイント計算方法

基本的にITTF(国際卓球連盟)が作っている年間カレンダーに基づいて、ITTFによってランキングポイントが決められています。

主な変更点に絞って書いています。

ランキングポイントの分類について

ランキングポイントを付けた後の、順位表示の分類です。

一般(シニア)
21歳以下 18歳以下 15歳以下 ダブルス
男子 General U21 U18 U15 Men Doubles
女子 General U21 U18 U15 Women Doubles
男女混合
Mixed Doubles

できるだけ見やすい様に表にしてみましたが、
やっぱり分かりにくいですね。

実は、これがすべてではなくて、
地域毎のランキングもあります(^_^;)。
例えば、日本やアメリカなど国ごとのランキングです。

単純に世界ランキングは、どれを見れば
分かるかというと・・・

一般(シニアと訳されていますが、
ここではそのまま一般と訳しました。)です!

年齢関係なしで、Rポイントを多く獲得している
選手が一般の項目に振り分けられます。
ただし、男性と女性は別々になっています。

男女含めてのランキングはされていません。

年齢別のランキングを見るには、それぞれ
21歳以下、18歳以下、15歳以下と分けられて
いますので、こちらで確認できます。

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ランキングポイントの基準

ITTF(国際卓球連盟)が設定しているランキングポイントを
合計して計算します。

大会によって、ランキングポイントが異なります。

言葉では、簡単そうなんですが・・実際、
どうなっているのか具体的に計算を行おうとすると
ややこしいんですよね~。

ランキングポイントの有効期限

以前のランキングポイントの計算方法は、単純に
過去12ヶ月の大会のランキングポイントの合計が行われていました。

年に1回実施されるような大会などでは、
過去12ヶ月とすると、その間に重なって実施される
こともあるため、翌年の同じ大会までの期間だけ有効
であると変更されています。

ランキングポイントがダブってしまわないように改善されています。

地域ごとのランキングポイント加算は1回

世界レベルで見た場合、アジア大会など地域性がある場合は
その地域でのランキングポイント加算は
1大会に制限
されてます。

シード選手のポイント半減ルールの撤廃

シード選手が決勝ラウンドの初戦で敗れた場合に
今までのルールでは、獲得ポイントが半減していました。

このルールを撤廃(廃止)!

予選ラウンドと決勝ラウンドでの初戦敗退のポイント差を
少なくするように変更されています。

予選通過者へのポイントは撤廃(廃止)

※予選通過者に与えられていた予選通過ポイントは
廃止されています。

予選通過しなかった選手については、予選リーグで獲得した
ポイントはそのまま引き継がれます。

優勝者のランキングポイントを増大!

新システムでは、大会優勝者のランキングポイントを
増大させています。

新システムでは、1位と2位では獲得ポイントの差が大きくなりました。

ランキングポイントの具体例(新旧の比較)

シニア競技での世界ランキングポイントの新旧での
点数表の比較です。

2016年と2019年で比較しています。

オリンピックでのランキングポイント(シニア)

  旧(2016年) 新(2019年)
優勝者 3000 3000
2位 2700 2550
3位 2400 1950
4位 2250 1800
準々決勝進出(ベスト8) 2100 1500
ベスト16 1500 1200
ベスト32 1200 900
2回戦敗退 900 600
1回戦敗退 600 450
予選ラウンド敗退 450 300
団体戦(チーム)での勝利 180 250

※優勝者のランキングポイントは、新旧同じですが、
2位以下のポイントは、新では低くなっています。

ワールドカップでのランキングポイント(シニア)

  旧(2016年) 新(2019年)
優勝者 2550 2550
2位 2295 1915
3位 2040 1660
4位 1913 1530
準々決勝進出(ベスト8) 1785 1275
ベスト16 1275 1020
ベスト17~20 1020 765
チームでの勝利 153 250

こちらも、オリンピックでのランキングポイントと同様に
優勝者のランキングポイントは、新旧同じですが、
2位以下のポイントは、新では低くなっています。

ランキングポイントの対象となる大会

上記に書いた他にもランキングポイントの対象となる大会が色々あります。

World Tour Grand Finals(ワールドツアーグランドファイナル)

World Tour Platinum(ワールドツアープラチナ)

World Tour(ワールドツアー)

World Table Tennis Championships(世界卓球選手権)

World Team Table Tennis Championships(世界卓球選手権団体戦)

Continental Championships and Cups(アジア卓球選手権)

などなど・・もっとありますが・・

詳細は、こちらのPDFを参照してください。

ランキングポイントもホントにまちまちです。

重視されている大会は、点数が高いように設定されているようです。

スウェーデン大会の例(2019年11月6日実施)


伊藤美誠選手は準優勝(2位)でした。

スウェーデン大会は、World Tour(ワールドツアー)
世界大会
にあります。

ですので、伊藤美誠選手は1440ポイントを獲得
したことになります。

世界大会の場合のランキングポイントを抜粋すると・・

優勝者 1800
2位 1440
3位 1170
準々決勝進出 900

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