甲子園での高校野球のルールで延長戦に関する
条件や引き分け規定、再試合、再々試合など
ややこしいのでまとめてみました。
実は、2018年の第100回全国高等学校野球選手権
記念大会からタイブレーク制が導入された関係で
延長戦に関する規定も変わっています。
すごいことになっていますよ~!
延長戦の回数が無制限に・・マジか!
- 甲子園での延長戦の回数規定
- 甲子園での引き分け規定
- 甲子園での再試合の条件
について書いています。
高校野球(甲子園)の延長戦は何回まで?
延長回数が無制限ってどういうこと?
結論から申しますと、2019年の規定では、
決勝戦以外の延長戦は、なんと回数無制限です!
一応、説明しますが野球は9回まで実施されます。
最終回(9回)が同点で終わった場合に延長戦へ突入します。
延長戦の1回目(10イニング目)で点数に
差がつけば、その時点で勝敗が決しますので終了。
もし、同点の場合は更に延長戦が続きます。
延長戦の2回目(11イニング目)で点数に
差がつけば、その時点で勝敗が決しますので終了。
もし、同点の場合は更に延長戦が続きます。
延長戦の3回目(12イニング目)で点数に
差がつけば、その時点で勝敗が決しますので終了。
問題は、ここからです。
延長戦でタイブレーク制が導入
延長戦の4回目以降(13イニング目以降)は
それまでの延長戦のやり方とは異なります。
2018年の高校野球からタイブレーク制が導入
されるようになっています。
具体的に説明すると・・下の表にあるように
13回以降にタイブレーク制が適応されます。
イニング | ・・・ | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | ・・・ |
◯◯高校 | 通常の延長戦 | タイブレーク制 | |||||||
△△高校 |
タイブレーク制とは?
ノーアウトで1,2塁にランナーが居る
設定を作ります。
1塁ランナーは、前の回の最終打者
2塁ランナーは、1塁ランナーの前の打順の選手が担当
打順は、前の回からの引き続きとし決着がつくまで行います。
そうなんです。延長戦が無制限に実施される
ことになっています(規定上は)。
でも、ノーアウトで1,2塁にランナーが
いれば、ヒット1本で点数が入ります。
バントを2回成功させても1点は入る計算です。
なので、よっぽどのことでも無い限りその回で
決着が着くはずです。普通に考えれば(^_^;)
でも、何があるか分からないのが勝負の世界
なので・・!
まだ、そういう激レアなケースは報告されていません。
万が一、そんな事態にでもなったらまた、規定が
変わるかもしれませんが・・。
延長戦の例外規定(決勝戦)!
決勝戦の場合は、ちょっと違います。
9回以降で15回(延長戦の6回目)までは
通常の延長戦が実施されます。
決勝戦 | ・・・ | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
◯◯高校 | 通常の延長戦 | ||||||||
△△高校 |
決勝戦で15回しても決着がつかない場合は
別日に再試合となります。
そして、再試合を行って9回までに決着が
つかない場合は、そこから延長戦へ突入します。
決勝戦の 再試合 |
・・・ | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | ・・・ |
◯◯高校 | 通常の延長戦 | タイブレーク制 | |||||||
△△高校 |
そして、延長12回までに決着がつかなかった場合にタイブレークが適応されます。
決勝戦でも、そこからは通常のタイブレーク制の場合と同じです。
ノーアウトで1,2塁にランナーが居る設定をつくり、
1塁ランナーは、前の回の最終打者
2塁ランナーは、1塁ランナーの前の打順の選手が担当
打順は、前の回からの引き続きとし
決着がつくまで行います。
ですので、決勝戦の場合の延長戦は15回まで行い
再試合となった場合は、12回まで通常の延長戦を行います。
決着が着くまで無制限に試合が実施されることになります。
※ただし、「一人のピッチャーは、一試合で15イニング以内を限度とする。」と規定されています。
高校野球(夏の甲子園)の再試合の規定
タイブレークを開始後、降雨などで試合続行が
不可能となった場合は、当日の試合は引き分け
として、翌日以降に再試合を行う。決勝戦での延長戦は、15回で打ち切り
翌日以降に再試合を行う。
ただし、決勝の再試合はタイブレーク制度を採用する。
このように規定されています。
ですので、
再試合は・・
試合続行が行えない場合。
つかなかった場合
に再試合を行います。
上記の二つのケースがあります。
高校野球(夏の甲子園)の引き分けの条件
上記にも書いていますが、タイブレークを
開始してから、降雨などで試合続行が
不可能となった場合、当日の試合は
引き分けとなります。
ただ、引き分けのままで大会が終わる
のではなく、最終的には再試合で決着を
つけるようになっています。
まとめ
通常の試合では、12回までは通常の延長戦で、
それ以降は、タイブレーク制となる。
決勝戦では、15回までが通常の延長戦となり、
決着がつかなければ、引き分けとなり。
翌日以降の再試合で決着をつける。
決勝戦の再試合で、12回までは通常の
延長戦が実施されるが、それ以降はタイブレーク制となる。
その他、タイブレークを開始後、降雨などで
試合続行が不可能となった場合は、
当日の試合は引き分けとなり、翌日以降に再試合で決着をつける。
まとめてみましたが、まとめても
ややこしいですね(^_^;)
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