水泳競技で失格や違反となるルール!東京オリンピックでの反則は?

  • 2019年8月12日
  • 2020年11月8日
  • 水泳

東京オリンピック2020の水泳競技で失格や違反が
報告されるかもしれません!

意外と知らない水泳競技のルール、それも特に
失格や違反に直結するような場合はどんなものが
あるのかを書いています。

オリンピックに出場するような超一流選手でも
中には泳法違反で失格~(^_^;)

何てことも有りえますので、何が起こるか
分からないですね~!

2018年の日本水泳連盟競泳競技規則を元に
ルールについてまとめてみました。

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競泳で失格となる場合

スタート時の失格について

競泳には、自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、
個人メドレー、メドレーリレー、フリーメドレー
などの種目があります。

すべての競泳の種目において、
位置について(Take Your Marks)から
スタートの号砲までの間は、静止する必要があります。

もし、ちょっとでも動いたら失格です!

足の位置について

自由形、平泳ぎ、バタフライ、個人メドレーでの
スタートについては、

少なくとも一方の足の指をスタート台の前方にかける必要があります。

両手の位置は、特に制限はありません。

「自由形」で水没が可能な距離は?

自由形は、どんな泳ぎ方でもOKですが、条件があります。

スタートと折返しの後は、身体が完全に水没できる
距離が最大で15mと制限されています。
(これは、背泳ぎ、バタフライでも同様です。)

その距離以外は、競技者の身体の一部は水面上に
出ていなければいけません。

壁から15m地点までに頭が出ていることも条件となっています。

「背泳ぎ」のルール

スタートする前には、両手でスターティングブロックを
持っていなければなりません。

排水溝や排水溝の縁に足の指をかけたりするのは
反則になります。

スタートと折返しの後は、身体が完全に水没できる
距離が最大で15mと制限されています。

背泳ぎの姿勢とは?

細かい規定があります。

仰向きの姿勢(頭部を除き、肩の回転角度が水面に対し 90 度未満)で泳がなければならない。

というふうに、仰向きの姿勢についても規定されています。

ゴールタッチの際には、もちろん仰向きの姿勢で壁に触れることが要求されます。

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「平泳ぎ」のルール

スタート後、折り返し後に、最初の平泳ぎの蹴りの前にバタフライの蹴りが1回許される

何と、バタフライの蹴りは1回だけは、OKとなっています。

2回はだめです。

この規定で涙したのは、トップスイマーの一人大橋悠依選手です!

大橋悠依選手は、背泳ぎから平泳ぎに変わった後、
ドルフィンキックを2回行ったと判断されており、
(;_;)の失格となっています~!

「平泳ぎ」の泳ぎ方の規定とは?

泳ぎのサイクルは、1回の腕のかきと1回の足の蹴り
この順序で行う組み合わせでなければならない。

両腕の動作は、同時に左右対称に行わなければならず、
交互に動かしてはならない。

これも、当然と言えば当然ですが、でも
きっちりと規定されています。

両手は、スタートおよび折り返しの後の一かきを除き、
ヒップラインより後ろに戻してはならない。

また、ゴールについては

折り返し、ゴールタッチは、水面の上もしくは下で、
両手が同時に、かつ離れた状態で行わなければならない。

ですので、両手をくっつけてゴールすると違反になります。

「バタフライ」のルールについて

全ての足の上下動作は同時に行われなければならない。
両脚・両足は同じ高さになる必要はないが、交互に動かしてはならない。

平泳ぎの足の蹴りは許されない。

くれぐれも平泳ぎの泳法が混ざらないようにする規定
となっているようです(^_^;)

ゴールの方法については、バタフライも平泳ぎと同じ
両手が離れた状態で同時にタッチする必要があります。

スタートと折返しの後は、身体が完全に水没できる
距離が最大で15mと制限されています。
(自由形、背泳ぎ、バタフライも同様の規定です。)

「メドレー競技」のルール

泳ぎ方の順番

決まっています。

  1. バタフライ
  2. 背泳ぎ
  3. 平泳ぎ
  4. 自由形

この順番です。

自由形は、普通クロールですね。

ただし、自由形での折返しの際には、
「・・うつ伏せでなければならない」
と規定されています。

どんな泳ぎ方をしても、このルールが
適応されますので、背泳ぎなんかは、泳ぎにくそうです。

普通は、クロールだと思いますが・・。

折返し(ターン)のルール

折返しは、壁で行う。
プールの底を蹴ることは許されない。

これは、普通ですね~。

プールを歩いたら失格?

今更ですが、プールの底を歩いたら失格です。

そんなオリンピック選手は、いないと思いますが・・。

プールの底に立ってもOK?

いろんな例外があります・・。

自由形競技、メドレー競技の自由形に限って
プールの底に立ってもOKです(失格にはなりません。)

器具の使用について

ゴーグルについて

これは、OKです。

身体につけるテープは?

基本的に、NGです。

審判長の承認がなければ、
身体上のいかなるテープも許されない。

となっています。

審判長が承認すればOKとなりますが(^_^;)

「リレー」のルール

4人で構成されるリレーですが、もちろん規定があります。

前の競技者が壁にタッチする前に次の競技者の足が
スタート台を離れた場合は、そのチームは失格となります。

普通に考えれば、分かりますね。

泳ぎ終わってもすぐに出ないと失格?!

個人競技・リレー競技の際、泳ぎ終わった泳者は、
他の競技者の妨げにならないよう、速やかに
プールから出なければならない。

この規定に違反した競技者(チーム)は失格となる。

結構、厳しいですね~!

終わったら一刻も早く、プールから上がらないと
1位でゴールしても失格となるかも(^_^;)

こんなことになったら、大事ですね~。

水着に関する規定(透けていてもOK?)

水着・キャップ・ゴーグルは見苦しくなく、
人に不快感を与えるようなものであってはならない。

モラル的なことですね。

水着は透けていてはならない。

今まで、そんな選手は見たこと無いですが、
一応、書いてあります。

何となく面白い規定ですね~。

水着に広告を載せても良いのか?

NGです。

ただし、国名、個人の名前、国の略称はOKです。

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