小菱形筋の起始停止作用と支配神経!浅背筋第2層<その2>とは?

小菱形筋は、浅背筋第2層にある筋で
僧帽筋に被われる幅の狭い筋です。

小菱形筋の下方には大菱形筋が
続きます。

浅背筋第2層の筋は、浅背筋
第1層の筋である僧帽筋
被われており、肩甲骨の運動に
関係します。

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浅背筋とは?

上肢の動きに関係する筋の中で
棘突起から起こる背部の浅層にある
筋が浅背筋です。

また、棘突起から腕に作用する筋
なので棘腕筋(きょくわんきん)とも
呼ばれています。

この浅背筋には、皮膚の表面に近く
背部の最も表層にある「第1層」の
筋と、その下の「第2層」からなります。

浅背筋第2層の筋

浅背筋(第2層)の筋
肩甲挙筋 levator scapulae
小菱形筋 rhomboid minor
大菱形筋 rhomboid major

小菱形筋の概要

小菱形筋は、浅背筋第2層にある筋で
僧帽筋に被われる幅の狭い筋です。
小菱形筋の下方には大菱形筋が
続きます。

小菱形筋の起始

・C(6)7,T1棘突起

・C6,7の項靱帯(こうじんたい)

小菱形筋の走行

大菱形筋の上方を斜め下外方に併走します。

小菱形筋の停止

・肩甲骨内側縁で
肩甲棘三角部の周辺
(肩甲棘三角部より上部)

左肩甲骨の背面図

赤丸の部分が小菱形筋の付着部です。

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小菱形筋の作用

・肩甲骨の内転、挙上、下方回旋

肩甲骨を後退(retracts)させる際、
僧帽筋とともに大菱形筋と小菱形筋
が作用します。

僧帽筋は、肩甲骨を上方回旋させる
作用がありますので、小菱形筋や
大菱形筋は、僧帽筋の拮抗筋と
いうことになります。

肩甲骨から起こって肩関節動かす
筋(例えば、三角筋や棘上筋など)が
作用するためには、肩甲骨が
固定される必要があります。

小菱形筋や大菱形筋は、肩甲骨を
固定する筋(Stabilizer)としても
作用します。

小菱形筋の支配神経・髄節

・肩甲背神経

髄節・・C4,5

肩甲背神経

肩甲背神経は、肩甲挙筋、小菱形筋、
大菱形筋の深部を肩甲骨内側縁に
沿って下行しながら筋を支配します。

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