トリプルアクセルとはどんな飛び方?難しい理由と女子成功者は誰?

トリプルアクセルの跳び方と難しいと
言われる理由や女子での成功者に
ついて解説しています。

紀平梨花選手がグランプリファイナルで
見せた見事なトリプルアクセル!

女王ザギトワを抑えての見事な優勝でした~!

ただでさえ難しいトリプルアクセル
ですが、初めてGPファイナルに
出場した紀平選手が圧巻の演技で
優勝をもぎ取りました!

まさに快挙ですね。

かつては浅田真央選手の代名詞と
言われたトリプルアクセルですが
難易度が極めて高いジャンプなので
成功した選手もホントに限定されています。

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トリプルアクセルの由来は?

トリプルアクセルを理解するには
まずは、アクセルジャンプの理解が
必要です~!

アクセルジャンプの開発者は誰?

Axel jumpを開発した人は、
ノルウエー出身のフィギュアスケートの
選手でスピードスケートの選手でもある
アクセル・ルドルフ・パウルゼン
(1855年~1938年)です。

1855年7月18日生まれですので
まさに伝説の人物と言えます。

日本では、まだ江戸時代です。
・・・(^_^;)
スケートどころの騒ぎでは
ありませんね~

アクセルジャンプというのは、
開発した選手の名前から
つけられたんですね。

上のツイッターのサンタクロース
みたいな格好をしている写真の人が
その人です(^_^;)

公式にアクセルジャンプを披露したのは
1882年にウイーンで開催された
フィギュアスケートの国際大会の時でした。

このときは、アクセルさんは、
難易度の高いアクセルジャンプを
なんとスピードスケート用の靴で
成功させています。

現在のプロのフィギュアスケート選手に
スピードスケート用の靴で
アクセルジャンプに挑戦してほしいですね~

いつか、体育会TVでやってくれませんかね~

アクセルジャンプとは?

フィギュアスケートの世界では、
アクセルという名前で定着しています。

ダブルアクセルやトリプルアクセルも
ここから来ています。

通常のフィギュアスケートでの
ジャンプは、後ろ向きで踏み切って
ジャンプを行いますが、

アクセルでは、選手が前方を向いた
状態でジャンプします。
そして、着地は後方を向いた状態です。

ですのでシングルアクセルのジャンプ
では、1回転半することになります。

ダブルアクセルでは、同様に2回転半
トリプルアクセルでは3回転半です。

分かったようで、分かりにくいと
思いますので実際の写真で解説します~。

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トリプルアクセルを紀平梨花選手の画像で解説

まずは、アクセルへの入り方です。

後ろ向きに入ってきて・・

前を向いていきます。

このときは、まだ右足がついた
状態です。

ゆっくりと反時計周りに回って
ジャンプに備えます~

そして、アクセルジャンプに入って
行きます。

右足から左足へと踏切り足へ重心が
移動して行きます。

完全に、左足へ重心が移動して
いよいよアクセルジャンプへ入ります。

かなりのスピードが出た状態で左足へ
全体重が乗って行きます。

右足を振り上げると同時に左足で
ジャンプを行います。

着地は、後方を向いた状態で
右足から行います。

まさに芸術的な大技です。

トリプルアクセルが難しい理由

<1>前向きで踏み切るため

最大のポイントが前向きでの
ジャンプです。

アクセルジャンプだけが前向き
ジャンプなんです。

なぜ、前向きだとジャンプが
難しいんでしょうか?

普通に紀平梨花選手や浅田真央選手が
トリプルアクセルを成功させている
映像をみると、いとも簡単に
やっているように思いますが
とんでもなく難しいんです。

これは、歴代の女性の成功者が
数えるほどしかいないことからも
分かると思います。

ちょっと話がそれましたが、

なぜ、前向きジャンプがそれほど
難しいのか?

これは、フィギュアスケートを
やっている人に尋ねるのが
一番、早いんですが・・

運動学的に分析すると・・

アクセルジャンプの分析結果

個人的なアクセルジャンプの
分析結果です。

難しい最大の理由は、スケート靴を
履いた状態で行うため!

当たり前なんですが・・

なぜか?

スピードをつけた状態で全体重が
ジャンプする足のスケート靴に
乗ってきます。

スケート靴は、ご存知の通り
滑りやすいように接地面積が極端に
少なくなっています~

そして、ジャンプする直前には
全体重が左足スケート靴の前方へ
移動してきます。なおかつ、
一旦、スピードを左足で受け止める
必要があります。

写真でいうとこの状態です↓↓

ここからは、不安定な片足で支えたまま
ジャンプに入ります。

反対側の足を振り上げて上向きへの
力を発揮させ、なおかつ不安定な軸足で
大きく踏み切ってジャンプするのが
アクセルジャンプです。

他のジャンプでは、軸足がこれほど
までに不安定な状態ではなく、
踏み切るときの接地面積も大きいです。

ジャンプする方向も違います。

普通のジャンプは、普通の流れの中で
上へ(後方へ)ジャンプするだけです。

アクセルジャンプでは、滑ってきた
流れを一旦、断ち切ってジャンプする
ような形となります。

通常のジャンプの例

紀平梨花さんの映像で解説すると

左足で滑った状態でジャンプに
備えます。

この映像では、滑っている進行方向は
後ろになります。

そのまま、上にジャンプします。

そして、右足で着地~。

結局の所、アクセルが難しい理由は?

それを確認する最も簡単な方法があります。

それはですね~

やってみてください(^_^;)

何もスケート靴を履いた状態で
アクセルをしなくても分かります。

その場でジャンプしながら回転
してみてください~!

前方へジャンプしながら回転
するのと、後方へジャンプしながら
回転するのとでは雲泥の差があることが
分かると思います。

それを、スケート靴を履いた状態で
3回転半もやるわけですから、
トップスケーターでも限られた人
しかできないのが分かると思います。

<2>半回転多く逆足着地

これは、タイトル通りでして
普通のジャンプよりも半分多く
回る必要があることと、

ジャンプした足と反対の足で
着地をする必要があるからです。

トリプルアクセルを成功させた女子選手

9人います~!

年代順に掲載します。

伊藤みどり

1988年に公式戦で初めて
成功させた伝説の人物です。

伊藤みどりさんのトリプルアクセルは、
まさに、これぞジャンプだと
言わんばかりのハイジャンプです。

高さが歴代トップだと思います。

 

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このジャンプ力😲‼️‼️‼️ #伊藤みどり #midoriito #figureskating #olmpics #alvertbille #アルベールヴィル

YUKIさん(@fsf_xoxoxo)がシェアした投稿 –

まだ見ていない人は、ぜひ一度映像で
ご確認ください~!
すごいですよ~~!

トーニャ・ハーディング(アメリカ)

1991年に成功させています。

 

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I remember it like it was yesterday, looking for that feeling again. I hope I can bring this to @dancingabc this was 27years go.

Tonya Hardingさん(@therealtonyaharding)がシェアした投稿 –

中野友加里(なかの ゆかり)日本

2002年の中部ブロック大会で成功させています。

リュドミラ・ネリディナ(ロシア)

2002年に成功させています~!

浅田真央(あさだ まお)日本

2004年に成功させています。

エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)

2015年に成功させています。

 

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Trust the Process! #figureskating #empressliza #lizatuktik #ElizavetaTuktamysheva

Elizaveta Tuktamyshevaさん(@liza_tuktik)がシェアした投稿 –

ちなみに、他のインスタ画像では
ネイサン・チェンとの仲良し画像が
掲載されています。
仲良しというより、ラブラブっぽいですが・・

紀平梨花(きひら りか)日本

2016年9月のISUジュニアグランプリ(リュブリャナ杯)で成功させています。

長洲未来(アメリカ)

2017年に成功させています。

ポップな感じも良いですね~。

アリサ・リウ(アメリカ)

2018年に成功させています。

・・・今のところこれだけです~

え~と~

ザギトワちゃんも、まだなのは
意外ですよね~

それだけ難易度が高い技だというのが
わかりますね。

何度も言いますが、あの負けず嫌いの
ザギトワちゃんですら公式戦で
まだなんですから~(^_^;)

そのうち、達成されるとは
思いますが・・・

どうなりますかね~

その時は、4回転アクセルなんかも
できる女子が現れたりして・・・

今後に期待ですね~!

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