フィギュアスケートのジャンプには
色んな種類がありますが、
その中でもルッツジャンプと
フリップジャンプは、一見すると
非常に見分け方が難しいジャンプです。
難易度的には、ルッツの方が難しい
ジャンプで、アクセルジャンプの
次に難しいと言われています。
ですが、
このルッツと似ているフリップも
ルッツについで3番目に
難しいジャンプと言われています。
ルッツジャンプとは?
Lutz jumpは、ルッツとも略される
ジャンプで、ジャンプする側の靴
(通常左足)の外側のエッジを
使って飛びます。
そして唯一、助走の方向とは逆の
回転になる跳び方をするので
アクセルについで2番目に難易度が
高いジャンプとされています。
どういうこと?
って聞こえてきそうですね。
紀平梨花選手のルッツ
紀平梨花選手がルッツジャンプをする
直前の画像です。
左足の外側エッジを使っています。
別の画像で説明すると・・
左足の外側のエッジに体重が乗っています↑
ルッツジャンプに入って行きます~。
反対足(この場合では、右側)のトウをついて
ジャンプの補助を行います。
フリップジャンプとは?
Flip jumpは、フリップとかトウサルコウ
とも言われます。
助走の方向と同じ方向のジャンプです。
ちなみに、
ジャンプの助走の方向は、
アクセルジャンプ以外は、すべて
後方です。
ルッツとは違って、左足の内側のエッジ
を使って跳びます。
紀平梨花選手のフリップ
紀平梨花選手のフリップ前の助走です↑。
フリップジャンプ直前の映像~!
左足内側エッジを使っています。
右のトウを前方にもって行って
突いて、ジャンプの補助を行います。
ルッツとフリップの違いは?
左回転をするジャンプでルッツと
フリップを比較してみます。
もちろん、右回転でもルッツと
フリップのジャンプが可能ですが、
紀平梨花さんは左回転での
ジャンプをされますので、
左回転で比較をしたいと思います。
ルッツとフリップの違い(表)
左回転(反時計回り)での ジャンプの場合 |
ルッツ Lutz jump |
フリップ Flip jump |
助走の方向 | 後方 | 後方 |
助走の回り方 | 時計回り | 反時計回り |
軸足のエッジ | 外側エッジ | 内側エッジ |
ジャンプの回転方向 | 反時計回り (助走と逆) |
反時計回り (助走と同じ) |
踏切補助 | 右トウ | 右トウ |
※時計回りのジャンプをする場合は、
助走の回転方向と踏切補佐が、
それぞれ、上の表とは逆になります。
まとめると、このようになりますが
実際の映像では、
これは、どっち?
と思うようなことが多々あります。
(^_^;)
結構、見分けるのが難しいです。