リレー バトンパスのルール!失格理由と違反条件を調査!

  • 2019年5月12日
  • 2019年5月12日
  • 陸上

世界選手権やオリンピックで実施の
陸上400mリレーでのバトンパスのルール
について書いています。

東京オリンピックでは、400mリレーの
男子、女子混合なども実施され注目が
集まっている競技です。

リレーの見どころはやっぱり、バトンパス!

日本のお家芸みたいになりつつあります。

4人で走る場合は、バトンパスが3回
ありますので、ここの時間を如何に短縮
するかが勝敗を左右する重要ポイント!

4人の合計タイムが、そのまま結果に
つながらないところが面白いところですね~!

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バトンの大きさは長さの規定

日本陸連(2019)での規定では・・

バトンはつぎ目のない木材、または金属その他の
硬い物質でつくられ、断面が丸く、滑らかで
中空の管でなければならない。

長さは280㎜~300㎜で、直径は40㎜(±2㎜)、
重さは50g以上とする。

またレースにおいて、容易に識別できる色でなければならない。

競技場で行われるリレー競技ではバトンを
使用しなければならず、バトンは競技中手で
もち運ばなければならない。

このように規定されています。

ここで違反するようなことは、まず考えられません。

ただし、競技中は手で持ち運ぶ必要があります。

受け渡し時も同様ですので、放り投げるようにして
渡すことは、この規定にひっかかることになります。

選手は、手袋を使ってよいか?

バトンを受け取りやすくする目的で手袋を
使用することは、禁止されています。

ですので、素手での競技参加となります。

バトンパスのとき、落としたら?

日本陸連(2019)での規定では・・

もしバトンを落した場合、落とした競技者が
バトンを拾って継続しなければならない。

この場合、競技者は距離が短くならないことを
条件にバトンを拾うために自分のレーンから離
れてもよい。

加えて、そのような状況でバトンを落としたとき、
バトンが横や進行方向(フィニッシュラインの
先も含む)に転がり、拾い上げた後、競技者は
バトンを落とした地点に戻ってレースを再開
しなければならない。

上記の手続きが適正になされ、他の競技者を
妨害しない限りは、バトンを落としても失格とはならない。

競技者がこの規則に従わなければ、そのチームは失格となる。

このように規定されています。

ですので、バトンパスのとき落としても
規定通りに対処すれば失格とはなりません。

ただし、競技中のさなか、上記のような行動が
冷静に行えるかどうかは難しいところだと思います。

落とした地点まで戻ってからのスタート
となりますので・・!

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バトンパスの具体的な規定

日本陸連(2019)での規定では・・

バトンは、テイク・オーバー・ゾーン内で
受け渡されなければならない。

バトンのパスは、受け取る競技者にバトンが
触れた時点に始まり、受け取る競技者の手の
中に完全に渡り、唯一のバトン保持者となった
瞬間に成立する。

それはあくまでもテイク・オーバー・ゾーン
内でのバトンの位置のみが決定的なものであ
り、競技者の身体の位置ではない。

競技者がこの規則に従わなければ、そのチームは失格となる。

言われてみれば当たり前のようですが、
きっちりこのように規定されています。

もちろん手渡しすることが基本ですので
投げて渡したりするのは、バトンパスとはなりません。

テークオーバーゾーンとは?

英語では、take-over zone です。

take-overは、「引き継ぐ」という意味があります。

そのため、バトンを渡す場所という意味になります。

日本陸連(2019)での規定では・・

4×100mRと4×200mRの全走者間、および
メドレーリレーの第1走者と第2走者間、
第2走者と第3走者間のテイク・オーバー・ゾーンは
30mとし、ゾーンの入口から20mが基準線とな
る。

メドレーリレーの第3走者と第4走者間、4×400mR
およびそれ以上の距離で行われるリレーの
テイク・オーバー・ゾーンは基準線を中心に20mとする。

ゾーンは、走る方向においてスタートラインに近い端を基点とする。

このように規定されています。

ですので、20mと30mの場合があります。

バトンパスで失格(違反)となる場合

まとめると、

※バトンパスの際にバトンを落として
そのバトンを落とした地点まで戻らなかった場合。
※落としたバトンを、次の走者が拾った場合。
※テイクオーバーゾーン以外でバトンパスを
行った場合。
※手渡しではなく、投げて渡した場合。

このような場合は、失格となります。

世界陸上では、残念な結果となりましたが
世界1となる可能性を確認できた大会だったと思います。

オリンピックでのメダルは期待できそうですね^^

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