縫工筋の作用とストレッチ方法!起始停止と支配神経髄節も!

縫工筋(sartorius)は、大腿の筋の
伸筋群に分類される筋の一つです。

大腿の筋の伸筋群には、縫工筋、大腿四頭筋、膝関節筋があります。

大腿の筋【伸筋群】 縫工筋
大腿四頭筋 大腿直筋
内側広筋
中間広筋
外側広筋
膝関節筋

大腿の筋の伸筋群は、大腿の前面にあって
主に膝関節の伸展に作用します。

すべて大腿神経によって支配されます。

Sponsored Link

縫工筋の起始

上前腸骨棘(ASIS)の下部

縫工筋の停止

大腿骨内側上顆の後方を回り込んで
脛骨粗面の内側の
鵞足部(がそくぶ)に停止します。

意外ですが、縫工筋も脛骨粗面に停止する筋と言えます。

縫工筋の作用

・股関節の屈曲,外転,外旋

・膝関節の屈曲

(・下腿内旋)

Sponsored Link

縫工筋の神経・髄節

神経

大腿神経

髄節

L2,3

縫工筋をストレッチする方法

縫工筋の作用と全く逆の動作を他動的に
行えば、ストレッチすることができます。

縫工筋は、股関節の屈曲・外転・外旋、
膝関節の屈曲、下腿の内旋に作用する筋です。

ですので・・

ストレッチするには、

・股関節に対しては、伸展・内転・内旋方向

・膝関節に対しては、伸展方向

・下腿に対しては、外旋方向

この動きを同時に複合させて行えば
通常のストレッチとなります。

実際に実施している動画がありますので
参考になさってください。

60秒ほどからが縫工筋のストレッチになります。

解剖運動学(目次)へ戻る▶

Sponsored Link