ラグビー競技での反則にはどんな物があるのか?
退場となるルールなど、ペナルティの条件について
調べて見ました。
ラグビー独特の言葉である「シンビン」についても
解説しています。
ラグビーを観戦する際の参考にどうぞ!
ラグビーの反則や退場となるルール
いわゆる「不正なプレー」を行った選手が退場などのペナルティを受けます。
ペナルティの種類にも色々ありますので「不正なプレー」と合わせて解説します。
妨害となるプレー(ペナルティ)
- ボールに向かって走っている選手を押したりして妨害すること。
肩が触れ合うのはOKです。 - オフサイドの選手が、相手を故意に妨害すること。
- ボールを持っている選手に対し、相手選手がタックルするのを妨害すること。
- ボールを争奪戦以外で、相手のボールのプレーを妨害すること。
- ボールを運んでいる選手(ボールキャリー)が、相手を妨害
しようとして故意にオフサイドの位置にいる味方の方へ走り込むこと。 - ボールが競技外(ボールがデッドの状態)になったとき、
相手選手を妨害すること。
上記のようなプレーを行った場合には、ペナルティとなります。
不当なプレー(ペナルティ、フリーキック)
- 故意に競技規則を破ること。
- 腕または手で、故意にボールを競技区域の外へ出すこと。
- 相手が反則したようにマッチオフィシャル(審判員)に思わせること。
上記の場合、ペナルティとなります。
- 時間を故意に空費させること。
フリーキックとなります。
反則の繰り返し(ペナルティ)
- チームが同じ反則を繰り返すこと。
- 選手が同じ反則を繰り返すこと。
上記の場合、ペナルティとなります。
同じ反則を繰り返すという、反省の色が見られない場合はペナルティとなります(^_^;)
- チームの複数の選手が同じ反則を繰り返した場合、
レフリーはチームに対して注意を与えます。
その後にまた同じ反則を行った場合、
今度はその反則をした選手は一時的に退場となります。
危険なプレー
- 選手が無謀なプレーや相手選手への危険なプレーを行うこと。
- 選手が誰かに暴言、暴行を行うこと。
- 相手選手への危険なタックル(肩より上へのタックルなど)
- ボールを持っていない選手へのタックル
- スクラム 、ラック 、モールをしている選手以外の選手を
捕まえたり、妨害すること - ボールを持っている選手を押したり、チャージしたり妨害すること。
(捕えることはOKです。) - 相手選手の足が地面から離れているときに
タックルしたり引っ張ったり、押したり、つかんだりすること。 - 相手選手を持ち上げて、頭や上半身から落とす
ように力を加えること。
・・これはやばいですね(^_^;) - 報復行為を行うこと。
・・ヤバそうですね~紳士のスポーツですので(^_^;) - キャバルリー・チャージ、フライング・ウェッジをすること。
キャバルリー・チャージは、相手のゴールライン
近くで攻撃側にペナルティキックやフリーキックが
行われたときにされるチャージです。フライング・ウェッジも攻撃側にペナルティキックや
フリーキックが行われたときにされるチャージで
タップキックをした選手、ショートパスをもらった選手が
自分の両側に味方選手をV字、またはウエッジの形に固めて前進する戦法です。 - ボールキャリア(ボールを運んでいる選手)が相手選手を
過度な力でハンドオフすること。
※ハンドオフ・・相手選手を突き飛ばすことです。 - ボールを持っている選手のボールを直接、蹴ること。
- ボールを蹴った瞬間の相手選手を故意にチャージすること
- 味方のプレーヤーを持ち上げ(リフト)した際に、
ボールがどちらかのチームに渡ったら、すぐに
持ち上げた選手を安全に地面に下ろす必要があります。
スクラムでの危険なプレー
- スクラムの第一列が、相手と離れてから突進すること
- フロントロープレーヤー(フォアードの第1列の3人の選手で、スクラムの最前列)が相手を引っ張ること
- フロントロープレーヤーが相手選手を宙に浮かせたり、スクラムから押し出したりすること。
- フロントロープレーヤーが故意にスクラムを崩すこと。
ラック、モールでの危険なプレー
- 選手が、ラックやモールにチャージすること
- 相手選手の肩よりも上に接触すること
- 選手がラックやモールを故意に崩すこと
ラックとモールについて
ラック・・ボールが地面に置かれた状態で、その周りに選手が密集した状態です。
モール・・ボールを持った選手の周りに味方の選手と相手選手が密集した状態です。最低、3人以上で形成されます。
スポーツマンシップに反する行為(ペナルティ)
- 健全なスポーツマンシップに反する行為をした場合。
- レフリーの決定に反論すること
- レフリーが笛を吹いたときにプレーを停止しなかった場合
レッドカードとイエローカードについて
一時退出でイエローカード発動!
イエローカードは、一時退出(10分間)を命じられた選手に示されます。
退場でレッドカード発動
レッドカードは、退場となった選手に示されます。
イエローカードを2枚もらった場合は、レッドカードが示されて退場となります。
退場となった選手は、試合に戻ることはできませんし、
その選手の代わりに別の選手を投入することも禁止されています。
退場の条件(まとめ)!
- チームの複数の選手が同じ反則を繰り返した場合、
レフリーはチームに対して注意を与えます。
その後にまた同じ反則を行った場合、
今度はその反則をした選手は一時的に退場となります。 - イエローカードをもらった場合は、10分間の一時退場となります。
- 非常に悪質な反則を行ってレッドカードとなった場合には、退場です。
- イエローカードを2枚もらった場合もレッドカードとなり退場。
シンビン(sin bin)とは?
一時退場の場合に、選手はフィールド外で10分間
待機する必要があります。
その一時退場をする制度のことをシンビンといいます。
アイスホッケーで使われる「ペナルティボックス」と同じ意味合いのものになります。
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